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AIが代わりに実行してくれる業務ツールと、答えるだけのAIは何が違うのか
違いは、成果物が「テキスト」なのか「実行された作業」なのかという点です。回答型AIは人が読んで書き写すための答えを返し、実行型AIエージェントは業務ツールの中でタスクの作成・担当者の指定・日程の登録といった作業を自ら行い、その記録を残します。
この記事では、2つの方式を入力・出力・コンテキスト・後続処理・記録という5つの軸で比べ、いま見ているツールが実行型かどうかを見分ける5つの質問をご紹介します。
基準日 2026-08-28 · 作成 CALEUP (Anvel)
2つの方式の定義
回答型AI(チャットボット・アシスタント)は、質問やプロンプトを受け取ってテキストを返します。議事録の要約、メールの下書き、調査結果のように成果物は文章であり、その文章をプロジェクトボードやカレンダーに移すのは人の仕事です。
実行型AIエージェントは、自然言語のリクエストを受け取り、業務ツールの権限で作業を実行します。タスクを作り、担当者と期限を付け、必要な資料を探して添付し、その結果がツールの中に記録として残ります。人は実行の前に確認するか、実行の後に修正します。
5つの軸で見る違い
| 軸 | 回答型AI | 実行型AIエージェント |
|---|---|---|
| 入力 | 質問・プロンプト | 自然言語のリクエスト+ツールのコンテキスト(チャンネル・プロジェクト・担当者・日程) |
| 出力 | テキスト・下書き | ツールの状態変化(作成されたタスク・アサイン・日程・検索結果) |
| コンテキスト | チャット画面の中の内容 | チームのデータ — 誰が何をいつやると決めたか |
| 後続処理 | 人が書き写して自分で追跡 | 担当・期限の追跡がツールに残って続く |
| 記録・責任 | コピー&ペーストの時点で途切れる | 誰が依頼して何が作られたかがログに残る |
実行型かどうかを見分ける5つの質問
- 結果がツールの状態を変えるか — タスクが実際に作られてボードに現れるのか、それとも「このように作ってください」という文章なのか。
- チームのコンテキストを踏まえて提案するか — 担当者の提案が、実際のメンバーや業務量にもとづいているか。
- 実行前の確認と権限の範囲があるか — エージェントが作れるものと作れないものが決まっているか。
- 実行の記録が残り、元に戻せるか — 作られたタスクを通常のタスクと同じように編集・削除できるか。
- 繰り返しのリクエストを記憶・予約できるか — 同じ依頼を毎回説明し直さずに済むか。
CALEUPではどう動くのか
CALEUPに組み込まれた実行型AIエージェントEVENは、チャットで呼べば自然言語のひと言を実行に移します。たとえば「@EVEN さっきの会議のアクションアイテムをタスクに分けて」と伝えると、会話の中から決定を選び出してタスクを作り、担当者と期限を提案します。作られたタスクは通常のタスクと同じように、プロジェクトボードで編集・削除できます。
「覚えておいて」のひと言で好みや事実を記憶し、次の会話に反映します。チャット履歴とWeb検索から、必要な資料も集めます。データは個人・チーム・組織の3段階のスコープに分離され、所属していない組織のデータは検索結果にも表示されません。
導入時に確認すること
- 権限の範囲:エージェントが作成・修正できるオブジェクト(タスク・日程・ドキュメント)と、できないものをドキュメントで確認。
- 実行前のプレビュー:提案の形で見せて、人が確定する流れがあるか。
- 記録と取り消し:実行ログと、編集・削除の経路。
- データの範囲:チーム・組織の外のデータにアクセスしないか、AIモデルの学習に使われるかについてのポリシー。
よくある質問
- チャットボットにプラグインを付ければ実行型になりますか?
- 部分的にはそうなります。ツールのAPIを呼び出せれば実行はできますが、担当者やプロジェクトといったチームのコンテキストを把握しているか、そして実行の記録がツールの中に残るかが重要です。コラボレーションツールに組み込まれたエージェントは、そのコンテキストを最初から備えています。
- 実行型AIが誤って実行したらどうなりますか?
- 実行の記録が残り、人が修正したり元に戻したりできる必要があります。CALEUPのEVENは担当者と期限を提案の形で見せ、作られたタスクは通常のタスクと同じように編集・削除できます。
- CALEUPのEVENはどちらですか?
- 実行型です。EVENはCALEUPに組み込まれた実行型AIエージェントで、チャットで呼べばタスクの作成・担当者の提案・Web検索・チャット検索を実行し、リクエストを記憶できます。